2016年2月21日『Lumiere du Soleil I vol.2』

 

ルドロウ・キャッスル・プロジェクト第58弾となるイベント、『Lumiere du Soleil I vol.2』(ルミエール・デュ・ソレイユ)が2月21日(日)に開催されました!

 

いらしてくださった皆さま、ありがとうございました!!!

 

 

今回のイベントは、2015年9月28日に行われた『Lumiere du Soleil I vol.1』の続編だった訳ですが…前回から引っ張るお話などはなく、しかもハッピーエンドで終わるという、初めての方にも充分お楽しみ頂けるイベントでした。

 

(※『Lumiere du Soleil I vol.1』のストーリーは【こちら】からご確認いただけます!)

 

2015年の後半は、奴隷が出てきて主人に殴られたり、訳ありな生徒が毒を盛られて吐血したり…ちょっと暗いイベントが多めでしたが…2016年はなんともハッピー満載なイベントからのスタートとなりました!! 

 

デザートプレートも、薔薇が飾られていたり、花びらが散らされていたり、レースの意匠があしらわれていたり…なんとも華やか♪デリアのドレスや、カミーラのふわふわワンピース、初登場のフローリカの衣装も素敵でしたね!

 

使用人たちは、相も変わらず個性の強いメンバーばかり…

 

 

 

そうそう、この2月からは、明るい雰囲気がお好きな方にはピッタリの、『ルドロウ・カフェ』もスタートしました!

 

土曜日(不定休)にVORTEXさんをお借りして、50分2オーダー制。イベントとは違い、予約なしでも来店が可能です。(予約優先&時間制のため、お待ちいただく場合がございます。)

 

毎週変わっていく美味しいケーキプレートや紅茶がゆったりと楽しめ、グッズ販売やショータイムなどはないのですが、使用人たちが貴方を住人としておもてなししてくれたり、衣装をレンタルして記念撮影をすることも可能です…!(※レンタルサービスは要予約制)

 

2月の舞台は『ルドロウ・キャッスル』だったのですが、イベント翌週の2月27日のカフェには、ソレイユのカミーラがロバートの元へと遊びに来ていましたよ!

貴方も是非遊びにいらしてくださいね。

 

 

…さあ、あの日の暖かい思い出をもう一度振り返ってみましょう…!

 

P-1『Laugh and grow fat.』

 

名家・マードック伯爵家の所有するカントリーハウス『ルミエール・デュ・ソレイユ』の使用人たちは、そのほとんどが強烈な個性の持ち主。

 

今日も軽やかな足取りで屋敷の中を闊歩するのは、メイドのジェナ。彼女特有の、よく通る明るい大きな声で、今日の『快調度』を御機嫌に喋っています。そんな彼女に気が付き、声を掛ける従者のフリッツ。

 

話は、お気に入りの「マルコ」を失ってすっかり様子がおかしくなってしまった執事のウォルターの話題に。

「マルコ」とは、現在お暇を出されている、この館の変わり者の小姓。勝手に住人たちの衣類を持ち出しては宝物のように隠し持っていたり、他人のベッドに隠れていたり…。挙動不審な彼のどこが良いのかサッパリわからないジェナとフリッツでしたが、ウォルターのことを話しているうちに、本日まだ姿を現していないゲストがいることを思い出します。

 

それは…

三女・カミーラのボーイフレンドでありハウエル伯爵家・三男のロバート!

 

ゲストとして招待されたパーティーにはことごとく遅刻をしてくるロバート。ところが二人は怒る様子もなく、ジェナは「ロバート様らしい」と大笑いします。

 

彼の問題行動が原因でとばっちりを受けているフリッツは溜息交じりに肩を落としますが、ジェナは明るく笑い飛ばします。そして、あっけらかんとロバートに対しての印象を語ります。

 

「僕は好きだけどなぁ…ロバート様!

 いっっつも明るくて陽気で…

 何か、おひさまみたいっていうか…

 見ているだけで、こっちまで元気になれるっていうの?

 …あぁいう人っていいよなぁ~~!」

 

そして用事を思い出し、嵐のように去っていく 賑やかで元気なジェナ。

 

フリッツは慌てて引き留めようとしますが、すぐに諦め…

穏やかな微笑みで、もう一人の「おひさまみたい」なその人を見送るのでした。

 

P-2『Don't be too sure of yourself!』

 

メイドのグレタに案内されて部屋へ入ってきたのは、ゲストの一人でありマードック四姉弟の幼馴染でもある ドーソン伯爵家の長男・サリヴァン。

 

彼はイライラした様子でソファに座ると、グレタに招待状の送り主・友人のイアンの居場所を尋ねます。しゅんとして、なんとも申し訳なさそうにイアンの不在を詫びるグレタ。

ホストでありながら自分への歓迎の姿勢が見えないイアンに対してイライラを募らせるサリヴァンですが、ふと何かを思い出し、動揺しながらグレタを呼び寄せます。

 

「ジュ…、ジュジュジュ…ッ、

 …ジュ…ジュリ…ジュリアンナは…

 きょきょきょ今日はご、ご在宅かい…?」

 

四姉弟の長女・ジュリアンナ、そして二女のデリアのことが恐ろしくてたまらないサリヴァン。

…普段は自尊心たっぷりに他人を見下すサリヴァンですが、幼少期に無理矢理二人に女装などをさせられたことがトラウマとなり、いまだに二人には強く出られずにいるのです。

 

そうとは知らず、サリヴァンが二人に会いたがっていると勘違いしたグレタは、満面の笑みで在宅のデリアを呼んで来ようとします。その言動に震え上がり、慌てふためくサリヴァン。

 

なんでもないように体裁をとりつくろいつつ、サリヴァンはグレタに色気たっぷりに近づき、なんとかデリアの降臨阻止に成功します。

 

大幅に精神をすり減らし、グレタの去った部屋で一人ソファに倒れこむサリヴァン。

果たして、無事にデリアに出会うことなく今日のパーティーをやり過ごすことはできるのでしょうか…。

 

P-3『More haste, less speed.』

 

ソファでゆったりと読書をしているイアン。

そんな彼の姿を見つけ、にこやかに近づいてきたのは…サリヴァンやロバートと同じく、イアン達マードック四姉弟の幼馴染、コンチネンツァ伯爵家の長女・フローリカです。

 

少し大人びた顔つきながら、少女らしいいたずらっぽい笑顔で喋る彼女。ふとロバートの不在に気が付き、「あの話」についてイアンに詰め寄ります。「あの話」とは、なにやら二人とロバートの間で秘密裏にすすめられている「とっておきの計画」のようなのですが…。「計画」を推し進めた本人がまだ到着していないと知り、フローリカは可愛らしく頬を膨らませます。

 

するとそこにカミーラがやってきて…

久しぶりに会うフローリカに喜びの笑顔を見せつつも、やはりロバートの遅刻が許せないカミーラは、フローリカの三倍ほど頬を膨らまし、猛烈にロバートへの怒りを募らせます。

ところが、「怖い」というよりもむしろ可愛らしいその姿に、思わず微笑んでしまうイアンとフローリカ。

 

そして、そのすぐ後にやってきたグレタによって、イアンはようやく自分がサリヴァンのことを「すっかり忘れていた」ことを思い出します。

 

怒っているカミーラとフローリカを優しく誘導し、ロバートを探しながらイアンの元へと向かうイアン。

 

カミーラとロバート、サリヴァンとイアン。

それぞれの行方も気になるところですが、フローリカとイアンの口にしていた「計画」とは一体…?

 

P-4『One always proclaims the wolf bigger than himself.』

 

「ウォォォォオオオオ!!カミ~~~ラァァァアアア!!」

 

叫び声と共にソファの裏からバッ!…と飛び出してきた茶色いお化けは、カミーラを驚かせようと茶色いブランケットをかぶってずっと待機していたゲストのロバート。

彼は三女・カミーラのボーイフレンドです。

 

思惑とは裏腹に、なかなか待機している部屋までカミーラがやってこないことに焦り、「やはり正面玄関から入ってくるべきだったのか…?…いやでも…」と、あれこれ思案を巡らせるロバート。

 

長時間の待ち伏せで眠気に襲われながらも、誰かがやってくる気配を察知し再びソファの裏へと隠れます。

 

…やってきたのは、冷静沈着・確実に仕事をこなす若きメイド長ルースと、最年少ながらも独特の落ち着きのあるメイド ペニー。

ルースがペニーに幾つかの仕事を言いつけると、ペニーは静かに淡々と返事をします。が、そのとき一瞬、欠伸で 伸び をしたとおぼしきロバートの腕がソファからチラリ…

 

「……あ…」

 

ふいにペニーが漏らした声と、彼女の視線の先が気になるルース。ペニーの視線をたどると…その先は何の変哲もないソファー。ロバートの腕は見えません。

 

「え?…何?…何なの?…何もないじゃない!」

 

「…誰かいるような…」

 

「ハァ?!…何を言ってるのよ、ペニー!誰もいないじゃない!!」

 

特に表情もなく静かに答えるペニーのその独特なようすと、まるで幽霊かなにかがいるようなその発言に、苛立ちながらもだんだんと不安を募らせていくルース。その後も会話中になんどかロバートの足が見えたり、隠れたり…。けれど、ルースが視線を向けたときに限って、姿は見えなくなってしまいます。

 

恐怖からなのか、とうとう怒り出し、ペニーを叱りつけるルース。ペニーが去った後、ソファに誰もいないことを確認し、腰を下ろすと…

 

「…待ってぇぇ…カミーラちゃぁぁ~~ん…んんん…」

 

「…え…?…手…?…………キャアアァァァァーーーーーーッ!!!!!」

 

慌てて部屋を飛び出すルースが、寝ぼけ眼で顔を出してきたロバートには気が付くはずもなく、逆にその叫び声で目が覚めたロバートは事態が呑み込めずびっくりするばかり。

 

そこへ戻ってきたペニーが慌ててロバートに謝り、事態を説明します。

どうやらペニーだけはロバートのことに気が付いていたようで、カミーラを呼んできてほしいというロバートのリクエストにも、少し微笑んで対応します。

 

カミーラを驚かせたい眠りん坊のロバートと、彼が遅刻をしているとばかり思っているカミーラ…これは先行きが心配です…

 

P-5『One cannot put back the clock.』

 

メイドのグレタの案内で部屋に案内されてきたのは、コンチネンツァ伯爵家の長男・ジョルディ。

彼はロバートやサリヴァン、マードック四姉弟の幼馴染であり、そして―…。

 

グレタに妹・フローリカの居場所を確認だけして、ソファに座り込むジョルディ。肩を落とし、なんだか元気がない様子です。

 

…とそこにやってきたのは、ボーイフレンドのロバートを探しにやって来たマードック伯爵家の三女・カミーラ。ジョルディの顔を見るなり満面の笑みになり、彼の久しぶりの訪問を歓迎します。

 

「…あぁ!そういえば!

 …おめでとうございます♪

 ご婚約されたんですってね!

 ジュリアンナ姉様から聞いたわ!」

 

無垢な笑顔で心から祝福するカミーラに対し、どこかばつの悪そうなジョルディ。一瞬婚約を否定しようとするも、どこか歯切れが悪く、言葉を濁します。ジョルディは話題を変え、サリヴァンと婚約をしたというデリアについて言及しますが、カミーラはなぜか不思議そうな表情で…

 

…とそのとき、ボーイフレンドのロバートから伝言を預かったメイドのペニーが現れ、話の途中でカミーラはロバートの元へと部屋を後にします。

 

カミーラが去った後で、ひとり肩を落とすジョルディ。

カミーラやジュリアンナが知っているということは…つまりデリアも…。

ジョルディはため息をついて、辛そうな表情のままうなだれるのでした。

 

S-1『A picture is worth a thousand words.』

 

ロバートがカミーラのために隠れ潜む、とある一室。

そこへデリアがやってきて、ジョルディの姿を探します。しかし、そこにやはりジョルディの姿はなく…。かわりに、ブランケットをかぶったロバートが飛び出してきて、デリアは驚き叫び声をあげてしまいます。震えるデリアに、声を掛けるロバート。ブランケットお化けの正体がロバートだと気が付き、デリアは呆れながらも笑顔を見せます。

 

二人でソファに腰かけると、デリアは思い切って、ロバートにジョルディのことを相談してみます。彼がなかなかマードック伯爵家を訪れなかったのは、自分と会うのが気まずいからではないかと、デリアは表情を曇らせます。

 

「あのさぁ、それ、直接本人に確かめたのか?」

 

のんびりとした口調だけれど真剣なロバートのその一言に、デリアは意表を突かれたように顔を上げます。

 

「子供の頃とはもう違うのでは」「婚約者ができたから会いたくないのでは」「自分のことを避けているのではないか」…それらはすべてデリアの想像。

 

ロバートは言います。

恋をすると、良いことも悪いことも、好きな人のことばかり考えてしまうようになる、と…。そんなときは、大抵悪い想像が広がって、どんどん不安になってきてしまう。…人は悪いことを先に想像しておくことで、その後にやって来るかもしれない辛い現実へのショックを和らげるものなのだと、ロバートは親友・アルマンの言葉を引用しながら語ります。

 

ただし、それは「辛い現実」があると前提した場合の話。「きっと…」「多分…」と悪い想像をするのは、想像で終わるだけなら意味がない!

 

「デリアが知りたいのは、

 たった一つの真実…だろ?

 

 …行ってきなよ!

 ジョルディの胸倉掴んでさ、

 『アンタ私のことどう思ってんのよ?!』って!

 …あれこれ悩んでなにも行動せずウジウジしてるなんて、らしくない!」

 

ロバートからの力強い言葉をもらい、静かに頷くデリア。少しずつ表情が明るくなり…デリアはついに決意を固めます。

すっかり元気になったデリアは、今度はロバートのことを心配しはじめます。カミーラを驚かせるための作戦会議をはじめ、ロバートの手をとると、ブランケットを広げ…

 

「どぅあ…っ?!」「キャッ……!!」

 

ブランケットの端を踏んで足を滑らせたロバートは、デリアの上へ。二人はソファの上でブランケットに包まれ、寄り添う状態に………とそこへ

 

「…っ…?!…失礼…!!!

 …覗くつもりはなかったんだ…

 …その…デリアの悲鳴が聞こえたものだから………!!」

 

ショックを受けた様子で後ずさるのは、デリアを探していたジョルディ。

 

「…くっ……ごめん…!!!」

 

ロバートとデリアの関係を勘違いしてしまったジョルディに、デリアは慌てて事情を説明しようと思いますが、ジョルディは部屋から走り去ってしまいます。

ロバートはデリアに、ジョルディを追うよう勧めます。

ジョルディを追って駆けてゆくデリアの姿を見送りながらロバートはニヤリ。

 

「まさか、このタイミングでジョルディが現れるとはなぁ…

 …なんか、変な誤解をしたみたいだけれど…

 …でも、これは意外と…?

 フフフ………♪」

 

ジョルディとデリアの恋の行方、そしてロバートの『作戦』の行方はいかに…?

 

S-2『After a storm comes a calm.』

 

部屋で一人立ったり座ったりを繰り返すサリヴァン。

いつまでたっても迎えにこない幼馴染のイアンのマイペースさに腹を立て、大きな独り言と貧乏ゆすりを繰り返しています。

 

…と、何事もなかったかのように、いつも通り穏やかに現われ、サリヴァンの隣で読書を始めるイアン。隣で文句を言い続けるサリヴァンのこともサラリとかわし、穏やかな微笑みでサリヴァンを呆れさせます。

 

ふと、胸ポケットに入れていた懐中時計を紛失したことに気がつくサリヴァン。どうやら父親から譲り受けた大切なものだったらしく、必死に辺りを探しますが、見つかりません。いてもたってもいられず、部屋を飛び出してゆき…

 

入れ替わりに、フローリカを探しにやってきたジョルディがイアンと対面します。久しぶりの再会にイアンはジョルディを歓迎しますが、ジョルディはソワソワと落ち着かない様子。フローリカを連れ、一刻も早くマードック伯爵家から帰りたい気分でいっぱいのジョルディ…しかしフローリカがなかなか見つからないため、イアンはジョルディにしばらくこの部屋で彼女を待つよう提案します。

浮かない表情のまま、イアンの隣へ腰を下ろすジョルディ…。

 

しばらくすると、懐中時計を見つけたサリヴァンが部屋へ戻ってきて、久しぶりのジョルディに笑顔で挨拶をします。ジョルディの婚約を、茶化しながらも笑顔いっぱいで祝うサリヴァン。

 

先程見たデリアとブランケットの中で抱き合っていた相手をサリヴァンだと思い込んでいるジョルディは、思わず目を背け、苦しそうにしながらも、フローリカから聞かされていた婚約の件を祝います。

 

ジョルディの婚約…

サリヴァンの婚約…

お互い、周囲から聞かされた誤った情報を信じ込んでおり、徐々に会話にはスレ違いが…。

 

あるはずもない婚約話、しかも、よりによって天敵ともいうべきデリアとの婚約を勝手に作り上げられ、ブルブルと青ざめるサリヴァン。そんなデリアを悪く言うサリヴァンに、ジョルディは…

 

「ふざけるなっ…!!!!!」

 

思わずサリヴァンを力いっぱい殴りつけるジョルディ。

その瞬間を見ていたデリアが、慌てて部屋へ飛び込んできます。サリヴァンをかばうデリアは、ジョルディを非難し、事情を尋ねます。

 

デリアがサリヴァンと婚約し、そんなサリヴァンが婚約者であるデリアの悪口を言っていたと思い込んでいるジョルディ。デリアは慌てて否定しますが、ジョルディはなかなかデリアの言うことを信じようとしません。

 

「もういい」とすべてを振り切ろうとするジョルディ。デリア本人がいいのであれば、それでいいと…自分が出る幕ではないと言い、自嘲気味に笑います。

そこへロバートがフローリカと共に入ってきて…

 

「本当にそれでいいのか?

 …デリアがほかの奴と一緒になってもいいんだな」

 

まっすぐな目でジョルディを見つめ、問いただすロバート。

ジョルディはそれに答えることが出来ず部屋を去ろうとしますが、妹・フローリカがそれを制止します。

 

―ロバートの告白により、それぞれの誤解が徐々に解けてゆきます。

先程ブランケットを踏んでデリアと倒れていたのは、ロバート。どうやらフローリカを経由して、デリアとサリヴァンの嘘の婚約話を吹き込んでいたもの、彼が犯人だったようです。

 

「…まぁ、もうジョルディには関係のないことだよね」

 

驚き、立ち尽くすジョルディ。

 

「…っ…、………私は…!」

 

デリアが勇気をふりしぼり、ジョルディに叫びます。

 

「…私は…貴方のことが好き……!!

 …ジョルディ…貴方はどう思っているの?」

 

驚きつつ、しかしすぐに顔を伏せるジョルディ。

―幼少期から明るく積極的なデリアに憧れつつも、年々美しくなってゆく彼女を見るうちに、彼女に自分はふさわしくないと自信を失っていったジョルディ…

 

「自信がないんだ…

 僕は何の取柄もない、つまらない男だから…

 君を好きになる資格なんてない…」

 

「そんなの言い訳だわ…っ!

 …自信なんて誰だってない…!

 …私だって…!

 いつも不安だし…怖くて仕方がない…っ!」

 

ぎゅっと目を瞑り、ジョルディに背を向けるデリア。彼を想い、悩み、落ち込んだデリアの毎日…。しかし、いつまでたっても煮え切らない彼の態度に呆れ、怒った様子でジョルディに別れを告げます。そのとき…

 

「違う!!!!

 …僕は…っ…!

 …僕は、君のことが好きだ……!!!」

 

デリアの腕を掴んで振り向かせ、デリアを抱きとめるジョルディ。

ぎゅっと抱きしめ、デリアへ決意の言葉を伝えます。

 

「こんなに情けなくって…

 ちっとも頼りにならない男だけれど…

 君を好きだと想うこの気持ちは、

 誰にも負けない…!!!

 

 もう、悲しい想いはさせません…

 全力で君の笑顔を守ります…!

 …だから…僕と結婚して下さい!!!」

 

目に涙を浮かべ、俯くデリア。

心配したジョルディが不安そうに声を掛けると、パッと笑顔を浮かべ、返事をします。その答えはもちろん…

 

「…はい…!…幸せにしてください…!!」

 

ほっとして、拍手で二人を祝うロバート・フローリカ・イアン一同。サリヴァンは、相変わらず気絶をしたままです。

祝福ムードの中、幸せそうに抱きしめあう二人…

 

…とそこへ待ちくたびれたカミーラがやってきて、ロバートを見つけます。ぷくーっと頬を膨らませたカミーラをロバートを追いかけ、サリヴァンもやっとのことで目を覚まし…イアンがその場を丸く収め、一行はパーティーの会場へと戻ってゆきました。

 

先程までの張りつめた雰囲気は一転。すっかり幸せで、明るい雰囲気に…

 

 

―長い冬は、雪解けをきっかけに、春へと向かってゆくのでした。

 

M-1『That's How You Know』

 

「どうやって彼女はあなたが愛してるって知ってるの?」

「どうやって彼女は彼女があなたのものだと知ってるの?」

 

…ソファに座りこんでうなだれるジョルディの前に現れたメイド長のルースのそんな言葉から始まる、陽気な一曲。

 

「どうやってあなたは愛してるって気持ちを彼女に見せてるの?」

 

続くのは従者のフリッツ。

 

相変わらずうなだれたままのジョルディを引きずり出し、二人は楽しそうに「愛情表現」について歌いだします。

 

「彼女のことを当たり前だと考えるのはよくないわ 彼女にいつも思い出させてあげなくちゃ でないと、彼女はこんなこと言い始めるわよ ”彼が私を愛してるって本当かしら?” ”彼が私のモノだって本当なの?”ってね」

 

奥手なジョルディはオドオドするばかり。

そのうち、楽しげな音楽につられてやって来た他の使用人たちも加わり…みんなでジョルディを励ましだします。

 

「彼女にちゃんと彼女が必要だと伝えなきゃ!彼女は心が読めるわけじゃないんだから」

 

傍から見れば、どう見ても相思相愛のジョルディとデリア。そんな二人を、使用人たちは明るい笑顔とダンスで励まします。

 

なかなか勇気を出すことができないジョルディに、使用人たちが一輪ずつ花を渡していき、それはやがてデリアのための花束に…。そしてカミーラやフローリカも、笑顔で彼を勇気づけます。

 

「あなたは分かるはず、自然に分かるのよ 彼があなたの愛そのものなんだって!」

 

最後にはようやく決心し、明るい晴れやかな笑顔で立ち上がるジョルディ。

その周りを使用人たちが取り囲み…ハッピーエンド!

頑張れ!ジョルディ!!!

 

 

…いかがでしたでしょうか?

 

久しぶりのハッピー・エンドを迎えた今回のストーリーは、多くのお客様から人気を博したようです。使用人たちの衣装も可愛いのですが、住人たちの新しい衣装もきらびやかで素敵でしたね♪

 

『ルミエール・デュ・ソレイユ』のデリア&ジョルディ編はこれでめでたしめでたし…ですが、カミーラ&ロバートの先行きだけがやや不安です(A´▽`;)とりあえずは、どうやらその後のルドロウ・カフェで仲直りできていたようなので一安心…かな…?

 

またいつか訪れるマードック伯爵家をおたのしみに….+*☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次こそはハッピー・エンド!